【そして僕は将棋の家の子になった、、】『3月のライオン 1巻ネタバレ&感想』

3月のライオン 3月のライオン
(引用 羽海野チカ『3月のライオン』1巻)

『3月のライオン』とは

  • 『ヤングアニマル』(白泉社)にて2007年〜2021年7月現在連載中既刊15巻
  • 作者 羽海野チカ 「3月のライオン」以外の作品
    • 「はちみつとクローバー」全10巻完結
  • テレビアニメ化、実写映画化、マンガ大賞などさまざまな賞を受賞している人気漫画。

この記事では「3月のライオン」1巻の少しのネタバレと感想を紹介しています。

「3月のライオン」の超ざっくりなあらすじ

幼い頃に事故で家族をなくしてしまった主人公、桐山零(きりやまれい)が将棋と様々な人間と関わりあいながら徐々に深い悲しみから立ち直おり成長していく心温まる優しい物語。

第1巻内容

(引用 羽海野チカ『3月のライオン』1巻)


1巻では主人公桐山零とそのまわりにスポットをあて、

川本三姉妹との日常、

担任の林田と学校での時間や

自称ライバルの二階堂の登場。

先輩棋士との対局、

あかり、川本姉妹との出会い。

なぜ将棋の家の子になったのか、

そしてなぜ出ていったのかなどが描かれています。

第1巻の3つの見どころ

●零が川本三姉妹のほのぼのとした家族団らんの時間で心が暖かい気持ちになっていく。

●家族を失って悲しみの中で自分が助かるために「将棋が好き」と嘘をついた。そしてもう戻れない、、

●お盆でなくなった母親やおばあちゃんの事を思い出して一人で泣いてしまうひなを見て、自分の時は気持ちを隠し込んでしまった零がそれで正しかったのかと自問する。

気になったセリフ

“負けた…強かった…あんなに強くなってるなんて…ーでも次は絶対に負けない 二階堂晴信”

(羽海野チカ「3月のライオン」1巻から引用)

負けた直後で悔しくてたまらないはずなのにあんなに前を向いた顔ではっきりと言える二階堂がカッコいい。

“「いつでもおいで」って言ってくれたけどホントかな…なんだか「おいで」と言ってもらえた場所ができただけで…そのコトバだけで うれしくておなかがいっぱいで もう充分な気がした 桐山零”

(羽海野チカ「3月のライオン」1巻から引用)

本当に嬉しいんだなとすごく感情が伝わってきます。今まで我慢することばかりだったのかなあ。。

感想まとめ

いや〜子供の頃の零が悲しすぎます、、

本来なら悲しみで頭一杯のハズなのに、

誰も自分には目もくれず、さらに施設なんてわからないもの不安しかないですよね。

すがるような「嘘」が出てくるのも納得です。

その嘘のせいで他の家を壊してしまった事も心を閉ざしてしまう原因の一つだったんじゃないかと。

本当に川本家と知り合ってくれて良かったです。

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